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コラム一覧

2025/12/29
その他(労務関連)
当社では社員一人一人に対しパソコンを支給しているのですが、就業時間中にもかかわらず、このパソコンを利用して、私的なメールを送受信したり、プライベートな内容のメッセージを送受信したりしている社員が複数名います。業務以外でのパソコンの利用は控えるよう注意はしているのですが、止めることなく続けているようなので、会社として、該当する従業員に対する懲戒処分を検討しています。いきなり解雇することは難しいとは思うのですが、減給処分程度であれば許されるのでしょうか。
1 業務用パソコンの私的利用はどこまで許されるのか 業務用として会社が貸与しているパソコンを、就業時間中に私的なメールやメッセージの送受信に利用する行為は、多くの企業で問題となっています。注意や指導を繰り返しても改善され […]
2025/12/28
退職・解雇
会社との間で3年間の有期労働契約を締結しているのですが、雇用条件がよりよい会社からスカウトされたため、期間途中ですが退職したいと考えています。会社から反対された場合、退職を強行しても法律的に問題ないでしょうか。
3年間などの有期労働契約を結んでいる場合、期間途中での退職には慎重さが求められます。特に、より良い条件の会社からスカウトされたものの、現職の会社から強く引き留められた場合、「それでも退職を強行してよいのか」「違法にならな […]
2025/12/25
退職・解雇
1年間の有期雇用契約を締結している社員がいるのですが、同じ雇用条件の他の従業員と比較して明らかに仕事が遅いことから、1年間の期間満了をもって雇止めしようと考えています。まだ一度も契約を更新したことはありませんし、更新しない理由もあることから、雇止めしても問題ないと弊社では考えていますが、このような場合であっても、法律上、なにか問題になる点等ありますでしょうか。
有期雇用契約は、契約期間の満了により当然に終了するのが原則です。この原則から、「まだ一度も更新していない」「更新しない理由もある」という事情があれば、雇止めをしても問題ないと考える企業は少なくありません。しかし、実務上は […]
2025/12/22
ハラスメント
社内でパワーハラスメントを受けていると感じた時、社内に相談窓口がある場合はまずはそこに相談したらよいと分かるのですが、社内にそういった窓口がなかったり、社内では相談しにくい雰囲気がある場合、どこに相談に行ったらよいのでしょうか。
上司からの強い叱責、無視、過大な業務の押し付け――。「これはパワハラなのではないか」と感じても、どこに相談すればよいのか分からず、我慢してしまう方は少なくありません。しかし現在、パワハラは「個人の相性の問題」ではなく、法 […]
2025/12/19
その他(労務関連)
会社との間でトラブルが発生したとき、よく労基署に相談に行ったらよいと言われますが、一方で、労基署が対応できることは限られているから、弁護士等、他の相談窓口に行った方がよいとアドバイスを受けることもあります。労基署が対応してくれるトラブルってどういったものなのか、教えてほしいです。
はじめに 労働トラブルが起きたとき、「これは労働基準監督署に相談できるのか」という判断に迷う場面は少なくありません。その判断のカギとなるのが、労働基準監督署がどの法律を担当しているのかという点です。労基署は「労働に関する […]
2025/12/18
賃金・労働時間
非違行為を行った従業員に対し、懲戒処分の一つとしての減給処分をすることを検討しています。どの程度の減給であれば後で問題をされないか教えてください。
1.はじめに 従業員が社内規律に反する行為(非違行為)を行った場合、企業としては何らかの懲戒処分を検討することになります。その中でも「減給処分」は比較的軽い処分として用いられますが、減給には法律上の厳格な上限が定められて […]
2025/12/16
退職・解雇
取引先からのクレームが多い社員がいます。これまで取引先との間で築いてきた信用を失いかねないことから一刻も早く辞めてもらいたいと考えていますが、どのような手順をとれば解雇が有効と認められるでしょうか。
今回は、取引先からのクレームが多い社員を解雇するための法的手順と実務対応についてお話しします。 1.はじめに 取引先からのクレームが頻発する社員について、「会社の信用を損なっている」「これ以上雇用を続けられない」と感じ、 […]
2025/12/11
その他(労務関連)
任期付き公務員と会計年度任用職員の違い
近年、自治体や国の行政機関において、「任期付き公務員」や「会計年度任用職員」といった名称の職員を目にする機会が増えています。どちらも「一定期間だけ任用される公務員」であり、終身雇用を前提とする従来の公務員像とは異なる存在 […]
2025/11/15
賃金・労働時間
持ち帰り残業
近年、働き方の多様化やテレワークの浸透に伴い、従業員が自宅で業務を続ける、いわゆる「持ち帰り残業」が増えています。表⾯には出ないものの、会社が把握していないまま従業員が深夜まで作業を続け、後に未払い残業代の紛争となるケー […]
2025/11/13
その他(労務関連)
そもそも労働者とは・・
労働者って何っていきなり聞かれたら、文字どおり、労働する人のことじゃないのかと回答される方は多いかもしれません。そのような回答も間違いではないでしょうし、この定義だと、主婦等の家事従事者も労働者に含まれることになるでしょ […]
2025/11/11
賃金・労働時間
事業場外みなし労働時間制の適用事例
1 制度の概要 労働基準法第38条の2は、次のように定めています。 「労働者が労働時間の全部又は一部について事業場外で業務に従事した場合において、労働時間を算定し難いときは、所定労働時間労働したものとみなす。ただし、当該 […]
2025/10/31
その他(労務関連)
個人事業主・フリーランスに対する法的保護
前回、労働時間に関する規制に関係なく働けるだけ働きたいという人は、個人事業主やフリーランス、企業家という選択もあるというお話をしました。今回は、個人事業主やフリーランスを保護する法制についてお話しします。 ちなみに、個人 […]
2025/10/30
その他(労務関連)
働きたいだけ働く権利はあるのか
昨今、自民党が掲げる「働きたい改革」についての賛否の声が広がっていますが、前提として、労働者が使用者に対し、働かせるよう請求する権利というものが認められているのでしょうか。 かかる権利のことを、 労働法上、「就労請求権」 […]
2025/10/24
賃金・労働時間
労働時間規制の導入の経緯について
日本では、長時間労働・過労死・メンタル不調といった深刻な労務リスクを背景に、「時間外労働の上限なし」という状況が問題視されてきたことから、2018年の労働基準法の改正によって、法定外時間外に関し、原則「月45時間・年36 […]
2025/10/16
その他の労働条件
公務員の残業規制について
高市自民党新総裁の「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。」という発言を受け、今後、高市氏が内閣総理大臣に就任すると、内閣に関わる公務員の働き方にも影響が及ぶのではないか(ワークライフバランスを無視したハード […]
2025/10/13
その他(労務関連)
働き方改革について
昨今、高市自民党新総裁の「ワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる。」という発言をきっかけに、日本・企業の国際競争力が低下したのは、政府が進めてきた「働き方改革」にも一因があるといった声が国民の間から聞こえてきます。こ […]
2025/10/10
その他(労務関連)
長時間労働をしたい人のための制度
新しく自民党の総裁となった高市早苗氏の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」という発言を受け、国民からは様々な意見が表明されています。その中には、自分も高市氏を見習って、ワーク・ライフバランスなど考えず、長時間働き […]
2025/10/09
その他(労務関連)
副業・兼業社会におけるワーク・ワーク・バランス
「ワーク・ライフ・バランス」についての議論が白熱している昨今ですが、ライフとのバランスとは別に、今、新たに注目されているのが「ワーク・ワーク・バランス」という考え方です。これは「仕事と生活の調和」ではなく、「複数の仕事の […]
2025/09/08
ハラスメント
精神疾患を持つ顧客への合理的配慮とカスタマーハラスメントとの関係)
企業の現場では、顧客からの暴言や過度な要求に加え、精神疾患や身体障害等に起因すると思われる顧客の行動が問題となることがあります。 例: 聴覚障害者が長時間の筆談対応を求める。   車いす利用者が施設の構造上困難な要求を強 […]
2025/09/05
ハラスメント
カスタマーハラスメントと職場環境配慮義務
  近年、企業の現場で深刻化している問題の一つが「カスタマーハラスメント(カスハラ)」です。過剰なクレームや不当な要求、暴言や威嚇行為などにより、従業員が強い精神的ストレスを受け、場合によっては離職やメンタル不調につなが […]
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